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ja/01.1.md

Lines changed: 24 additions & 21 deletions
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -3,8 +3,8 @@
33
## 3つのインストール方法
44
Goにはいくつものインストール方法があります。どれでも好きなのを選んでかまいません。ここでは3つのよくあるインストール方法をご紹介します:
55

6-
- ソースコードのインストール:標準的なインストール方法です。Unix系システムをよく使うユーザ、特に開発者にとってはお馴染みの方法です
7-
- 標準パッケージのインストール:Goは便利なインストールパッケージを用意しています。Windows, Linux, Macなどのシステムをサポートしています。初心者にはうってつけでしょう。システムのbit数に対応したインストールパッケージをダウンロードして、"Next"をたどるだけでインストールできます。
6+
- ソースコードのインストール:標準的なインストール方法です。Unix系システムをよく使うユーザ、特に開発者であれば、設定を好みに合わせて変更できます
7+
- 標準パッケージのインストール:Goは便利なインストールパッケージを用意しています。Windows, Linux, Macなどのシステムをサポートしています。とりあえずさっとインストールするにはうってつけでしょう。システムのbit数に対応したインストールパッケージをダウンロードして、"Next"をたどるだけでインストールできます。 **おすすめ**
88
- サードパーティツールによるインストール:現在便利なサードパーティパッケージも多くあります。たとえばUbuntuのapt-get、Macのhomebrewなどです。これらのシステムに慣れたユーザにはぴったりのインストール方法です。
99

1010
最後に同じシステムの中で異なるバージョンのGoをインストールする場合は、[GVM](https://github.com/moovweb/gvm)が参考になります。どうすればよいか分からない場合一番うまくやれます。
@@ -18,39 +18,43 @@ Unixでは、gccなどのツールをインストールする必要がありま
1818

1919
Windowsでは、MinGWをインストールする必要があります。その後MinGWでgccをインストールして、適切な環境変数を設定します。
2020

21-
Goは[Mercurial][hg]を使ってバージョン管理を行っています、まずMercurialをインストールし、その後でダウンロードできます。もしMercurialがインストールされているのであれば、以下のコードを実行します:
21+
直接オフィシャルサイトから[ソースコードをダウンロード](http://golang.org/dl/)できます。対応する`goVERSION.src.tar.gz`のファイルをダウンロードし、`$HOME`ディレクトリに解凍してから以下のコマンドを実行します。
2222

23-
もしGoのインストールディレクトリが`$GO_INSTALL_DIR`だった場合
24-
25-
hg clone -u release https://code.google.com/p/go
2623
cd go/src
2724
./all.bash
2825

2926
all.bashを実行後"ALL TESTS PASSED"が表示されると、インストール成功です。
3027

31-
上記はUnixスタイルのコマンドです、Windowsもインストール方法は似ており、all.batを実行するだけです。コンパイラはMinGWのgccを使います。
28+
上記はUnixスタイルのコマンドです、Windowsもインストール方法は似ており、`all.bat`を実行するだけです。コンパイラはMinGWのgccを使います。
29+
30+
もしMacまたはUnixユーザであればいくつかの環境変数を設定する必要があります。再起動しても有効にしたい場合は以下のコマンドを`.bashrc``.zsh`に書いておきます。
3231

33-
その後環境変数をいくつか設定します、
32+
export GOPATH=$HOME/gopath
33+
export PATH=$PATH:$HOME/go/bin:$GOPATH/bin
3434

35-
export GOROOT=$HOME/go
36-
export GOBIN=$GOROOT/bin
37-
export PATH=$PATH:$GOBIN
35+
ファイルに書き込んだ場合は、`bash .bashrc``bash .zshrc`を実行してすぐに設定を有効にします。
3836

39-
下のような画像が現れると、インストール成功です。
37+
Windowsシステムの場合は、環境変数を設定する必要があります。pathにgoが存在するディレクトリを追加し、gopath変数を設定します。
38+
39+
設定が終わり、コマンドプロンプトで`go`を入力すると、下図のような画面が表示されるはずです。
4040

4141
![](images/1.1.mac.png?raw=true)
4242

4343
図1.1 ソースコードインストール後Goコマンドを実行
4444

4545
GoのUsage情報が表示されれば、Goのインストールは成功です:もしこのコマンドが存在しない場合は、PATH環境変数のなかにGoのインストールディレクトリが含まれているか確認してください。
4646

47+
> GOPATHについては以降の章で詳しくご説明します
4748
4849
## Go標準パッケージのインストール
4950

5051
Goはさまざまなプラットホームでインストールパッケージを提供しています、これらのパッケージはデフォルトで以下のディレクトリにインストールします:/usr/local/go(Windows:c:\Go)。当然これらのインストール場所を変更することもできます、ただし変更後はあなたの環境変数を以下のように設定する必要があります:
5152

5253
export GOROOT=$HOME/go
53-
export PATH=$PATH:$GOROOT/bin
54+
export GOPATH=$HOME/gopath
55+
export PATH=$PATH:$GOROOT/bin:$GOPATH/bin
56+
57+
これらのコマンドはMacやUnixユーザであれば`.bashrc``.zshrc`ファイルに入れておくべきでしょう。Windowsユーザであれば当然環境変数に入れておきます。
5458

5559
### 自分の操作しているシステムが32bitか64bitか判断する方法
5660

@@ -72,19 +76,19 @@ LinuxユーザはTerminalで`arch`(すなわち、`uname -a`)を実行するこ
7276

7377
### Mac インストール
7478

75-
[ダウンロードURL][downlink]にアクセスし、32bitシステムはgo1.0.3.darwin-386.pkgをダウンロードします。64bitシステムであればgo1.0.3.darwin-amd64.pkgをダウンロードします。ファイルをダブルクリックし、すべてデフォルトで「次へ」ボタンをクリックします。これでgoはあなたのシステムにインストールされました。デフォルトでPATHの中に適切な`~/go/bin`が追加されています。端末を開いて`go`と入力します。
79+
[ダウンロードURL][downlink]にアクセスし、32bitシステムはgo1.4.2.darwin-386-osx10.8.pkgをダウンロードします。64bitシステムであればgo1.4.2.darwin-amd64-osx10.8.pkgをダウンロードします。ファイルをダブルクリックし、すべてデフォルトで「次へ」ボタンをクリックします。これでgoはあなたのシステムにインストールされました。デフォルトでPATHの中に適切な`~/go/bin`が追加されています。端末を開いて`go`と入力します。
7680

7781
インストール成功の画像が表示されればインストール成功です。
7882

7983
もしgoのUsage情報が表示した場合は、goはすでにインストールされています。もしこのコマンドが存在しないと表示した場合は、自分のPATH環境変数の中にgoのインストールディレクトリが含まれているか確認してください。
8084

8185
### Linux インストール
8286

83-
[ダウンロードURL][downlink]にアクセスし、32bitシステムであればgo1.0.3.linux-386.tar.gzを、64bitシステムであればgo1.0.3.linux-amd64.tar.gzをダウンロードします。
87+
[ダウンロードURL][downlink]にアクセスし、32bitシステムであればgo1.4.2.linux-386.tar.gzを、64bitシステムであればgo1.2.2.linux-amd64.tar.gzをダウンロードします。
8488

8589
以下ではGoがインストールされたディレクトリを`$GO_INSTALL_DIR`と仮定します。
8690

87-
`tar.gz`をインストールディレクトリに解凍します:`tar zxvf go1.0.3.linux-amd64.tar.gz -C $GO_INSTALL_DIR`
91+
`tar.gz`をインストールディレクトリに解凍します:`tar zxvf go1.4.2.linux-amd64.tar.gz -C $GO_INSTALL_DIR`
8892

8993
PATHを設定します。`export PATH=$PATH:$GO_INSTALL_DIR/go/bin`
9094

@@ -115,11 +119,11 @@ gvmはサードパーティが開発したGoのバージョン管理ツールで
115119

116120
インストールが完了したあと、goをインストールすることができます:
117121

118-
gvm install go1.1
119-
gvm use go1.1
122+
gvm install go1.4.2
123+
gvm use go1.4.2
120124

121125
下のコマンドで、毎回gvm useをコールする手間を省くことができます:
122-
gvm use go1.1 --default
126+
gvm use go1.4.2 --default
123127

124128
上のコマンドを実行したあと、GOPATH、GOROOTなどの環境変数が自動的に設定されます。これで、直接利用することができます。
125129

@@ -145,5 +149,4 @@ homebrewはMacで現在最も使用されているソフトウェア管理ツー
145149
* 前へ: [Goの環境設定](<01.0.md>)
146150
* 次へ: [GOPATHとワーキングディレクトリ](<01.2.md>)
147151

148-
[downlink]: http://code.google.com/p/go/downloads/list "Goインストールパッケージダウンロード"
149-
[hg]: http://mercurial.selenic.com/downloads/ "Mercurialダウンロード"
152+
[downlink]:http://golang.org/dl/ "Goインストールパッケージダウンロード"

ja/01.2.md

Lines changed: 54 additions & 42 deletions
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -1,13 +1,17 @@
11
# 1.2 GOPATHとワーキングディレクトリ
22

3+
さきほどGoをインストールする際はGOPATH変数を設定する必要があるとご説明しました。Goはバージョン1.1から必ずこの変数を設定するようになっており、Goのインストールディレクトリと同じにはできません。このディレクトリは、GoのソースコードやGoの実行可能ファイル、並びにコンパイル済みのパッケージファイルを保存する為に使用します。そのためこのディレクトリには3つのサブディレクトリが存在します:src、bin、pkgです。
4+
35
## GOPATH設定
4-
go コマンドには重要な環境変数があります:$GOPATH<sup>1</sup>
6+
go コマンドは、ある重要な環境変数に依存しています:$GOPATH<sup>1</sup>
7+
8+
Windowsシステムにおいて環境変数の形式は`%GOPATH%`です。この本の中では主にUnix形式を使用します。Windowsユーザは適時置き換えてください。
59

6-
*(注:これはGoのインストールディレクトリではありません。以下では筆者のワーキングディレクトリで説明します。ご自身のマシン上のワーキングディレクトリに置き換えてください。)*
10+
*(注:これはGoのインストールディレクトリではありません。以下では筆者のワーキングディレクトリで説明します。もし異なるディレクトリを使用する場合はGOPATHをあなたのワーキングディレクトリに置き換えてください。)*
711

812
Unix に似た環境であれば大体以下のような設定になります:
913
```sh
10-
export GOPATH=/home/apple/mygo
14+
export GOPATH=/home/apple/mygo
1115
```
1216
上のディレクトリを新たに作成し、上の一行を`.bashrc`または`.zshrc`もしくは自分の`sh`の設定ファイルに加えます。
1317

@@ -26,28 +30,29 @@ GOPATHは複数のディレクトリを許容します。複数のディレク
2630

2731
以降私はすべての例でmygoを私のgopathディレクトリとします。
2832

29-
## アプリケーションディレクトリ構成
30-
パッケージとディレクトリの作成:$GOPATH/src/mymath/sqrt.go(パッケージ名:"mymath")
33+
## ソースコードディレクトリ構成
34+
GOPATH内のsrcディレクトリはこれから開発するプログラムにとってメインとなるディレクトリです。全てのソースコードはこのディレクトリに置くことになります。一般的な方法では一つのプロジェクトが一つのディレクトリが割り当てられます、例えば:$GOPATH/src/mymath はmymathというアプリケーションパッケージか実行アプリケーションになります。これはpackageがmainかそうでないかによって決定します。mainであれば実行可能アプリケーションで、そうでなければアプリケーションパッケージになります。これに関してはpackageを後ほどご紹介する予定です。
3135

32-
以後私が新規に作成するアプリケーションまたはコードパッケージはsrcディレクトリに新規ディレクトリを作成します。ディレクトリ名はほぼコードパッケージの名前です。当然ネストしたディレクトリもありえます、例えば、srcの下にディレクトリ $GOPATH/src/github.com/astaxie/beedbというようなディレクトリを作成すると、このパッケージのパスは"github.com/astaxie/beedb"になります。パッケージ名は最後のディレクトリであるbeedbです。
3336

34-
以下のコードを実行します。
37+
新しくアプリケーションやソースパッケージを作成するときは、srcディレクトリの中にディレクトリを作るところから始めます。ディレクトリ名は一般的にソースパッケージ名になります。もちろんネストしたディレクトリも可能です。例えばsrcの中に$GOPATH/src/github.com/astaxie/beedbというディレクトリを作ったとすると、このパッケージパスは"github.com/astaxie/beedb"になり、パッケージ名は最後のディレクトリであるbeedbになります。
38+
39+
以下ではmymathを例にどのようにアプリケーションパッケージをコーディングするかご説明します。以下のコードを実行します。
3540
```sh
36-
cd $GOPATH/src
37-
mkdir mymath
41+
cd $GOPATH/src
42+
mkdir mymath
3843
```
3944
sqrt.goというファイルを作成し、内容を以下のようにします。
4045
```go
41-
// $GOPATH/src/mymath/sqrt.goコードは以下の通り:
42-
package mymath
43-
44-
func Sqrt(x float64) float64 {
45-
z := 0.0
46-
for i := 0; i < 1000; i++ {
47-
z -= (z*z - x) / (2 * x)
48-
}
49-
return z
46+
// $GOPATH/src/mymath/sqrt.goコードは以下の通り:
47+
package mymath
48+
49+
func Sqrt(x float64) float64 {
50+
z := 0.0
51+
for i := 0; i < 1000; i++ {
52+
z -= (z*z - x) / (2 * x)
5053
}
54+
return z
55+
}
5156
```
5257
このように私のアプリケーションパッケージディレクトリとコードが作成されました。注意:一般的にpackageの名前とディレクトリ名は一致させるべきです。
5358

@@ -60,49 +65,58 @@ sqrt.goというファイルを作成し、内容を以下のようにします
6065

6166
インストールが終われば、以下のディレクトリに入り
6267
```sh
63-
cd $GOPATH/pkg/${GOOS}_${GOARCH}
64-
//以下のファイルが現れるはずです。
65-
mymath.a
68+
cd $GOPATH/pkg/${GOOS}_${GOARCH}
69+
//以下のファイルが現れるはずです。
70+
mymath.a
6671
```
6772
この.aファイルはアプリケーションパッケージです。ならば我々はどのように実行できるでしょうか?
6873

69-
次にアプリケーション・プログラムを作成して実行します
74+
次にアプリケーション・プログラムを作成してこのアプリケーションパッケージをコールします
7075

7176
アプリケーションパッケージmathappを作ります。
7277
```sh
73-
cd $GOPATH/src
74-
mkdir mathapp
75-
cd mathapp
76-
vim main.go
78+
cd $GOPATH/src
79+
mkdir mathapp
80+
cd mathapp
81+
vim main.go
7782
```
78-
// `$GOPATH/src/mathapp/main.go`コード:
83+
84+
`$GOPATH/src/mathapp/main.go`コード:
7985
```go
80-
package main
86+
package main
8187

82-
import (
83-
"mymath"
84-
"fmt"
85-
)
88+
import (
89+
"mymath"
90+
"fmt"
91+
)
8692

87-
func main() {
88-
fmt.Printf("Hello, world. Sqrt(2) = %v\n", mymath.Sqrt(2))
89-
}
93+
func main() {
94+
fmt.Printf("Hello, world. Sqrt(2) = %v\n", mymath.Sqrt(2))
95+
}
9096
```
91-
どのようにプログラムをコンパイルするのでしょうか?このアプリケーションディレクトリに入り、`go build`を実行すれば、このディレクトリの下にmathappの実行可能ファイルが生成されます。
97+
このパッケージは`main`であることが分かると思います。importにおいてコールするパッケージは`mymath`であり、これが`$GOPATH/src`のパスに対応します。もしネストしたディレクトリであれば、importの中でネストしたディレクトリをインポートします。例えばいくつものGOPATHがあった場合も同じで、Goは自動的に複数の`$GOPATH/src`の中から探し出します。
98+
99+
さて、どのようにプログラムをコンパイルするのでしょうか?このアプリケーションディレクトリに入り、`go build`を実行すれば、このディレクトリの下にmathappの実行可能ファイルが生成されます。
92100
```sh
93-
./mathapp
101+
./mathapp
94102
```
103+
95104
以下のように出力されます。
96105
```sh
97-
Hello, world. Sqrt(2) = 1.414213562373095
106+
Hello, world. Sqrt(2) = 1.414213562373095
98107
```
99-
どのようにアプリケーションをインストールするのでしょうか。このディレクトリに入り、`go install`を実行します。すると、$GOPATH/bin/の下に実行可能ファイルmathappが作成されますので、コマンドラインから以下のように入力することで実行することができます。
100108

101-
mathapp
109+
どのようにアプリケーションをインストールするのでしょうか。このディレクトリに入り、`go install`を実行すると、$GOPATH/bin/の下に実行可能ファイルmathappが作成されます。`$GOPATH/bin`が我々のPATHに追加されていることを思い出して下さい、コマンドラインから以下のように入力することで実行することができます。
110+
111+
```sh
112+
mathapp
113+
```
102114

103115
この場合も以下のように出力されます。
104116

105117
Hello, world. Sqrt(2) = 1.414213562373095
118+
119+
ここではどのように実行可能アプリケーションをコンパイル/インストールし、ディレクトリ構造を設計するかについてご紹介しました。
106120

107121
## リモートパッケージの取得
108122
go言語はリモートパッケージを取得するツール`go get`を持っています。現在go getは多数のオープンソースリポジトリをサポートしています(github、googlecode、bitbucket、Launchpad)
@@ -156,8 +170,6 @@ go getは以下のような手順を踏みます。まずはじめにソース
156170

157171
上述の構成から明確に判断できるのは、binディレクトリの下にコンパイル後の実行可能ファイルが保存され、pkgの下に関数パッケージが保存され、srcの下にアプリケーションのソースコードが保存されているということです。
158172

159-
- - -
160-
[1] Windowsシステムの環境変数の形式は`%GOPATH%`です。本書では主にUnix形式を使いますので、Windowsユーザは適時自分の環境に置き換えてください。
161173
## links
162174
* [目次](<preface.md>)
163175
* 前へ: [GOのインストール](<01.1.md>)

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