rbegin.md

rbegin

• flat_map[meta header]
• std[meta namespace]
• flat_multimap[meta class]
• function[meta id-type]
• cpp23[meta cpp]

reverse_iterator rbegin() noexcept;
const_reverse_iterator rbegin() const noexcept;

概要

コンテナ内の末尾を指す逆イテレータを取得する。

内部的に、このコンテナは各要素をキーの値に従って下位から上位へと並べており、従って rbegin() は最上位のキーにあたる値を指すイテレータを返す。 rbegin() は end() と同じ要素を指すわけではなく、その前の要素を指すことに注意。

戻り値

反転したシーケンスの先頭を指す逆イテレータ。 reverse_iterator と const_reverse_iterator はともにメンバ型である。このクラステンプレートにおいて、これらは逆ランダムアクセスイテレータであり、それぞれ reverse_iterator<iterator>, reverse_iterator<const_iterator> と定義される。

計算量

定数時間。

例

#include <flat_map>
#include <iostream>

int main()
{
  std::flat_multimap<int, char> fm = {
    {10, 'A'}, {11, 'B'}, {12, 'C'},
    {10, 'a'}, {11, 'b'}, {12, 'c'},
  };

  for (auto i = fm.rbegin(); i != fm.rend(); ++i) {
      std::cout << i->first << " " << i->second << "\n";
  }
}

• rbegin()[color ff0000]
• fm.rend()[link rend.md]

出力

12 c
12 C
11 b
11 B
10 a
10 A

バージョン

言語

• C++23

処理系

• Clang: ??
• GCC: ??
• Visual C++: ??

関連項目

名前	説明
flat_multimap::begin	先頭を指すイテレータを取得する
flat_multimap::end	末尾の次を指すイテレータを取得する
flat_multimap::cbegin	先頭を指すconstイテレータを取得する
flat_multimap::cend	末尾の次を指すconstイテレータを取得する
flat_multimap::rend	先頭の前を指す逆イテレータを取得する
flat_multimap::crbegin	末尾を指す逆constイテレータを取得する
flat_multimap::crend	先頭の前を指す逆constイテレータを取得する